衛生学講座
スタッフ紹介(2024年4月現在)
教授あいさつ
和歌山県国保?健診受診者大規模データを解析しました(2024年3月18日)
和歌山県国民健康保険団体連合会(和歌山国保連合会)の委託を受け、衛生学講座にて、365体育app3年度国保特定健診受診者データ約6万人分のデータを解析し、高血圧、高LDLコレステロール血症、糖尿病の有病率や服薬率などを算出しました。これらの指標は各保険者別、循環器疾患の有無別にも算出し、和歌山県の各自治体などにおいてデータヘルス計画や保健事業の基礎資料として役立てられることが期待されます(国保担当者を対象にWebによる結果説明会を2024年3月15日に開催しました)。
血圧とコレステロールに関する予防の動画を公開しました(2023年11月28日)
『高血圧』と『高LDLコレステロール血症』について日常生活で取り組める予防法などを紹介した動画を本学医学部3年生が作成しました。和歌山の皆様にお役に立つよう、和歌山県の現状についても触れています。ぜひ健康づくりにお役立てください。
高血圧
「高血圧を予防して健康な生活を」(約5分)
「どうしたら血圧を下げられるの?~食生活編~ 」(約8分)
「どうしたら血圧を下げられるの??食事以外の方法?」(約5分)
高LDLコレステロール血症(※)
「高コレステロール血症の方へ ~導入編~」(約11分)
「高コレステロール血症の方へ ~食事療法編~」(約10分)
(※「高LDLコレステロール血症」とは、いわゆる“悪玉コレステロール”の高い状態です)
それぞれのタイトルをクリックするとご覧になれます。
(注意:初めにYouTubeの宣伝が流れますが、本講座とは全く無関係ですのでご注意ください)
タバコ関連会社の有無による紙巻きタバコより加熱式タバコが望ましいと結論付けた論文に関する系統レビュー論文が発表されました。
追記(365体育app6年4月23日)
本論文はEditor’s Choiceに選ばれ、オンラインで無料公開となりました。
(リンク)
オンライン掲載 365体育app5年11月10日(金)
第一著者:和歌山県立医科大学医学部衛生学講座 助教 鈴木春満
衛生学講座の鈴木春満助教らが執筆した加熱式タバコに関する系統レビュー(下記)が国際英文学術誌(Nicotine & Tobacco Research)にオンライン公開されました。
“Comparison of Publications on Heated Tobacco Products With Conventional Cigarettes and Implied Desirability of the Products According to Tobacco Industry Affiliation: A Systematic Review”
研究の概要
本研究では、従来の紙巻きタバコと比較した加熱式タバコの健康影響に関する論文を系統的に収集し、各論文の著者がタバコ会社と関連するか否かで「加熱式タバコは紙巻きタバコより望ましい」と結論する割合を比較しました。
結果として、2017年以降発表論文で、著者がタバコ会社に関連する論文はそうでない論文に比べ加熱式タバコがより望ましいと結論する割合が高かったことが示されました。
調査したすべての論文において、臨床的に重要なアウトカム(疾患の発症、入院日数など)で比較した論文はなく、いずれも代替指標(サロゲートマーカー)を用いた結論でした。
タバコ会社関連論文は加熱式タバコの販売促進に繋がるような結論をする傾向があること、しかし加熱式タバコの健康影響はまだ科学的に十分な検討がなされていないこと、が本研究からいえる重要なメッセージです。
- 論文掲載雑誌
英文雑誌 Nicotine & Tobacco Research
藤吉教授が、“チームWADA?留学医師ライブ(YouTube)”に出演しました(2023年8月13日)
TeamWADA(医療者による留学情報発信)のライブに当講座の藤吉が出演し、米国留学時の内科レジデント?予防医学フェロー?MPHの経験から、日米の違い?留学の意義などに関しエビデンスに基づかない単なる個人の意見を30分ほど語りました。
リンクはこちら。(注意:YouTubeのため、初めに当講座と無関係の広告が流れることがあります)
当講座の助教と大学院生が「若手研究奨励賞」、「学術論文奨励賞」を受賞しました
365体育app4年度和歌山県立医科大学若手研究奨励賞、同学術論文奨励賞は、365体育app3年に発表された本学所属の筆頭著者論文が対象となります。当講座から以下の2人が受賞しました。
鈴木春満?助教 若手研究奨励賞(365体育app5年2月14日受賞)
論文名"Coronary Artery Calcium Assessed Years Before Was Positively Associated With Subtle White Matter Injury of the Brain in Asymptomatic Middle-Aged Men The Framingham Heart Study" (Circ Cardiovasc Imaging; 2021;14:e011753. PMID: 34256573,
DOI:10.1161/CIRCIMAGING.120.011753)
張岩?博士課程大学院生 学術論文奨励賞(365体育app5年2月21日受賞)
論文名"Muscle mass reduction, low muscle strength, and their combination are associated with arterial stiffness in community-dwelling elderly population: the Wakayama Study"(Journal of Human Hypertension 2021, volume 35, pages 446–454. PMID: 32427885,
DOI: 10.1038/s41371-020-0355-z)
藤吉教授が「冠動脈疾患の一次予防に関する診療ガイドライン」を発表しました
(2023年3月10日)
日本循環器学会『2023年改訂版 冠動脈疾患の一次予防に関する診療ガイドライン』(以下、冠動脈疾患予防GL2023)が第87回同学会年次集会の開催に合わせ公開されました。冠動脈疾患予防GL2023は本学衛生学講座の藤吉朗(教授)が班長、東山綾(准教授)が協力員として参加しており、3月10日の委員会セッション?ガイドライン部会にて、藤吉教授がその概要を発表しました。
藤吉教授からコメント
“冠動脈疾患予防GL2023は、日本循環器学会をはじめ日本高血圧学会、日本動脈硬化学会、日本糖尿病学会を含む全11学会の協力のもと『虚血性心疾患の一次予防GL(2012年改訂版)』を引き継ぐ形で改訂されています。冠動脈疾患とその危険因子(高血圧、脂質異常、糖尿病、慢性腎臓病など)の診療に関わる医療者をはじめ、産業分野や地域保健の担当者にも利用いただくことを想定して作成しています。広く役立てていただければ幸いです。”
冠動脈疾患予防GL2023の全容は下記URLからPDFとして入手可能です。
都道府県の平均寿命に、血圧、喫煙、飲酒、の3つが強く関連
(2023年1月18日)
“NDBオープンデータにおける現在喫煙者割合と健康指標との関連:47都道府県の生態学的研究と和歌山県の現状”(筆頭著者:出口佐和子?本学修士課程卒業生)が『和歌山医学』に掲載されました
ポイント
- 厚労省の大規模公開データ(NDB open)による全国2,700万人余りのデータを用いて喫煙者割合と平均寿命、全死因による死亡率、がんによる死亡率との関連を都道府県単位で検討した。その結果、現在喫煙している人の割合が多い都道府県ほど平均寿命が短く、全死因による死亡率?がんによる死亡率ともに高いことが分かった。
- 「現在喫煙」、「血圧高値者」、「過剰飲酒者」の3要因で、平均寿命の都道府県格差の31~45%が説明できることも明らかになり、喫煙?高血圧?過剰飲酒の改善が平均寿命の延伸に重要であることが示唆された。
- 和歌山県の喫煙率は全都道府県順位では中位だが、男性35%、女性10%と今後の改善が必要な数値であり、積極的な防煙対策を継続する必要がある。
1.背景
日本人の慢性疾患死亡の原因として喫煙が最も悪影響を及ぼしていると言われています。喫煙が循環器疾患(脳卒中?心筋梗塞などの血管の病気)、がん、肺の病気など様々な疾患の原因であることは医学的に確立していますが、喫煙者の割合が都道府県の平均寿命と関連するかを大規模データで検証したものはありませんでした。そこで本研究では、全国2,700万人余りのデータ※を用いて都道府県ごとの喫煙者割合と平均寿命、全死因による死亡率、がんによる死亡率との関連を検討しました(※2015年に特定健診を受けた40~74歳の男女。このうち約18万人が和歌山県民)。また、筆者の一人は血圧高値者が多い都道府県で男性の平均寿命が低い傾向があることを以前に報告しています(『日本公衆衛生雑誌』2019; 66(7): 370-377.)。さらに、過剰飲酒も日本人の死亡への関与が大きい(PLoS Med 9: e1001160, 2012.)ことから、喫煙、高血圧、過剰飲酒が都道府県の平均寿命に及ぼす影響を検討しました。
2.研究結果
現在喫煙している人の割合が多い都道府県ほど平均寿命が短く、全死因による死亡率?がんによる死亡率ともに高いことが分かりました。なお、「血圧高値」や「過剰飲酒」の要因を加味しても喫煙は平均寿命に悪影響を及ぼしていました。さらに都道府県の平均寿命の格差(平均寿命のばらつき)のうち31%(女性)~45%(男性)が「喫煙」、「血圧高値(収縮期血圧≧140mmHg)」、「過剰飲酒(一日あたり純アルコール換算:男≧2合、女≧1合)」の3つの要因で説明できることが分かりました。
3.今回の結果から考えられること
和歌山県の現在喫煙者割合は都道府県順位としては中程度ですが、男性35%、女性10%と、まだまだ改善の余地があります。また和歌山県は全国有数の高血圧者の割合の多い県です。平均寿命をさらに伸ばすためには喫煙、高血圧、過剰飲酒への対策が重要であることが本研究から示されました。
4.発表論文
著者:出口佐和子, 藤吉朗, 青野直輝, 張岩, 鈴木春満,竹村重輝, 東山綾
タイトル:NDBオープンデータにおける現在喫煙者割合と健康指標との関連:47都道府県の生態学的研究と和歌山県の現状
発表雑誌:『和歌山医学』73(4) 110-117.2022
『がん予防』と『認知症予防』に関する動画を公開しました (2022年12月1日)
本学医学部の実習の一環として「がん」および「認知症」の予防に関する動画を医学部3年生が作成しました。和歌山県のみなさんにお役に立つよう、和歌山の現状についても触れています。ぜひ皆様の健康づくりにお役立てください。
がん
『意外ながんの事実~がんの原因と予防~』(約7分)
『健康な人こそ大事!がん検診について知ろう』(約5分)
認知症
『認知症ってなに?』(約7分)
『認知症予防は食事から!』(約12分)
『運動と認知機能』(約7分)
それぞれのタイトルをクリックするとご覧になれます。(注意:初めにYouTubeの宣伝が流れますが、本講座とは全く無関係ですのでご注意ください)
『和歌山県民17万人のデータから健康を考える』を公開しました
和歌山県民17万人を含む全国2700万人のデータを本講座で分析しました。その結果をもとに和歌山のみなさまが、より健康になるための講話をYouTubeに公開しました。こちらをクリックするとご覧になれます。(注意:初めにYouTubeの宣伝が流れますが、本講座とは全く無関係ですのでご注意ください)
「和歌山県民17万人のデータから健康を考える」
ぜひ皆様の健康づくりにお役立てください。
鈴木助教らの招待論説が日本疫学会の英文雑誌Journal of Epidemiologyに発表されました。
本論説は、同誌に掲載された原著論文("Changes in smoking habits and behaviors following the introduction and spread of heated tobacco products in Japan and its effect on FEV1 decline: a longitudinal cohort study")について論じたものです。当該論文は、紙巻きタバコと加熱式タバコの使用実態を地域住民と職場で調査したものです。調査開始時に紙巻きタバコを吸っていた人のうち、その後5~6年で紙巻きタバコと加熱式タバコの両方を吸うようになった人では1日当たりの総喫煙量(紙巻きタバコ+加熱式タバコ)が増えていたことなどが報告されています。本論説では、当該論文の評価的コメントとともに、今後の加熱式タバコの疫学研究に関する課題を論じています。
リンク:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jea/advpub/0/advpub_JE20210418/_article
基礎配属(医学部3年)学生さんが学会発表
2020年12月13日に第88回和歌山医学会総会が行われました。当講座の基礎配属教育の一環として、医学部3年生の阿部知久くん、石井宏樹くん、板谷耀平くんが、演題「都道府県ごとの喫煙率と健康指標との関連:公的データを用いた生態学的研究」を発表(口演)しました。
左から阿部君、板谷君、石井君
当講座研究生が「若手プレゼンテーション賞」受賞
第88回和歌山医学会総会(2020年12月13日)にて当講座大学院研究生の青野直輝先生が「和歌山県民における、虚血性心疾患による死亡率高値の要因探索:公的データを用いた生態学的研究」を口演発表し、若手プレゼンテーション賞を受賞しました。
おめでとうございます!
青野直輝先生(写真中央)
藤吉教授のcIMTに関する論文が掲載されました
藤吉教授のcIMTに関する論文(レター)が国際誌"Cerebrovascular
Diseases"に8月2日に掲載されました。「動脈硬化指標である頸動脈内膜-中膜複
合体肥厚(cIMT)の経年変化は循環器疾患予測に有用か?」という近年の国際的議
論(コントラバシー)に関して、各研究論文に用いられた統計解析方法の違いが
結果(有用か否か)の違いに影響している可能性を論じ、適切な統計手法による
検討が必要である、と結んでいます。
"Is Measuring Risk Marker Progression Useful for Cardiovascular Disease
Prediction?"
Cerebrovascular Diseases 2021(DOI: 10.1159/000517869)
リンク:https://www.karger.com/Article/FullText/517869
東山准教授の招待論説が日本循環器学会の英文雑誌Circulation Journalに発表されました(Circ J 2021)
本論説は、同誌に掲載された原著論文("Behavioral Factors Mediated the Impact of Educational Attainment on Incident Heart Failure: A Mediation Analysis" Circ J 2021 )について論じたものです。当該論文は米国コホート(ARIC)データを用いて、教育歴と心不全発症との関連において7つの危険因子がどの程度寄与しているかを推定しています。東山准教授は論説中で、当該論文を批判的に吟味?評価するとともに、本研究領域での今後の課題もあわせて論じています。
鈴木助教らの論文が国際誌に採択されました
衛生学講座の鈴木春満助教と藤吉朗教授が米国Framingham Heart Studyの研究者と執筆した、冠動脈石灰化と大脳白質の微小構造変化に関する原著論文"Coronary Artery Calcium Assessed Years Before Was Positively Associated With Subtle White Matter Injury of the Brain in Asymptomatic Middle-Aged Men The Framingham Heart Study"が国際英文雑誌に採択されました(Circ Cardiovasc Imaging; 2021;14:e011753. PMID: 34256573, DOI: 10.1161/CIRCIMAGING.120.01175)。本研究では脳卒中などの脳疾患既往のない中年男女において心臓の動脈硬化が進行しているほど、大脳における変化(白質の微小神経線維構造障害)も進展していることが示唆されました。病気発症以前から心臓と脳の健康が関連しており、中年時期からの動脈硬化進展予防の重要性が確認されました。
竹村助教らの論文が国際誌に採択されました
衛生学講座の竹村重輝助教らが執筆した梅酢成分に関する論文が国際英文雑誌に採択されました。本研究は梅酢に含有されるUmezu polyphenolsの血圧への影響を検証した二重盲研介入研究です。結果、明らかな血圧を下げる効果を認めませんでした。Umezu polyphenolsの降圧効果の検証にはさらなる研究が必要と考えられました。
Takemura S, Yoshimasu K, Tsuno K, Kuroda M, Kishida K, Mitani T, Miyashita K. Potential hypotensive effects of Umezu polyphenols: a 14-week community-based, double-masked and placebo-controlled trial. Blood Press Monit. 2020 Dec;25(6):355-358. doi: 10.1097/MBP.0000000000000476. PMID: 32947390.
藤吉教授の論文が国際誌に採択されました
衛生学講座の藤吉教授が米国の研究者と執筆した、頭蓋内動脈狭窄性病変に関する論文が国際英文雑誌に採択されました。本研究から、糖尿病診断の有無にかかわらず血糖が高いほどより高度の狭窄性病変を有すること、糖尿病罹病期間が長いほどより高度の狭窄性病変を有することが示されました。糖尿病の予防が頭の"血管の健康"にも重要であることが確認されました。
Fujiyoshi A. et al. "Hyperglycemia, duration of diabetes, and intracranial atherosclerotic stenosis by magnetic resonance angiography: The ARIC-NCS study" (Journal of Diabetes and its Complications 2020 https://doi.org/10.1016/j.jdiacomp.2020.107605)
藤吉教授が日本疫学会誌のベストレビュアーに
和歌山県立医大衛生学講座の藤吉朗教授が日本疫学会の英文学術誌であるJournal of Epidemiologyの2019年ベスト?レビュアー(査読者)の一人に選ばれ、第30回日本疫学会学術総会にて授賞式が行われました(2020年2月23日、京都)。
Journal of Epidemiologyは疫学分野で日本を代表する英文雑誌(2018年インパクトファクター:3.078、5年インパクトファクター:3.431)であり、2019年時点でClarivate Analytics社が公開するJournal Citation ReportsのPublic, Environmental & Occupational Healthジャーナル部門で、トップ25%に属する学術誌と評価されています。
研究活動
社会医学系の講座として、環境衛生、産業保健、精神保健、学校保健、地域保健、介護福祉の分野において、主に予防医学および健康増進の立場から、フィールド調査を中心に幅広く研究を進めている。特に、当教室は林業従事者特殊健診に30数年余関与しており、手腕系振動障害は本教室の一貫した研究テーマとなっている。
最近の主な研究テーマ
- 動脈硬化性疾患を含む生活習慣病の規定因子に関する疫学研究
- 認知機能低下?認知症の規定因子および循環器疾患との関連
- タバコ(いわゆる新型タバコを含む)の生体や社会への影響
- 既存データを活用した健康長寿に関する要因の検討
- 手腕振動症候群の病態解明と新しい診断体系の確立
- ISO準拠の新型振動感覚閾値測定装置の有用性に関する基礎的検討
- 児童の注意欠陥多動性障害(ADHD)のリスクファクター及び合併症に関する疫学的研究
基礎配属(医学部3年)学生さんが学会発表
衛生学講座の基礎配属教育の一環として医学部3年生の島岡建太君と岡村祐樹君とが、第54回日本アルコール?アディクション医学会学術総会(2019年10月4-6日、札幌)にて『加熱式タバコの健康影響についての系統レビュー』を発表(口演)しました。
研究業績(2014年~2020年4月現在)
原著論文
- Khan MMH, Fujiyoshi A, Shiino A, Hisamatsu T. et al. The Association Between Coronary Artery Calcification and Subclinical Cerebrovascular Diseases in Men: An Observational Study. J Atheroscler Thromb. 2020 Jan 22. doi: 10.5551/jat.51284. [Epub ahead of print]
- Siddiquee AT, Kadota A, Fujiyoshi A, Miyagawa N, Saito Y, Suzuki H, Kondo K, Yamauchi H, Ito T, Segawa H, Tooyama I, Miura K, Ueshima H; SESSA Research Group. Alcohol consumption and cognitive function in elderly Japanese men. Alcohol. 2020 Jan 7. pii: S0741-8329(19)30223-X. doi: 10.1016/j.alcohol.2020.01.001. [Epub ahead of print]
- Fuse K, Kadota A, Kondo K, Morino K, Fujiyoshi A, Hisamatsu T. et al. Liver fat accumulation assessed by computed tomography is an independent risk factor for diabetes mellitus in a population-based study: SESSA (Shiga Epidemiological Study of Subclinical Atherosclerosis). Diabetes Research and Clinical Practice 160 108002.
- Liu Z, Zaid M, Hisamatsu T, Fujiyoshi A. et al. Elevated fasting blood glucose levels are associated with lower cognitive function, with a threshold in non-diabetic individuals: a population-based study. J Epidemiol. 2020 Mar 5;30(3):121-127
- Miyazawa I, Miura K, Miyagawa N, Fujiyoshi A. et al. Relationship between carbohydrate and dietary fibre intake and the risk of cardiovascular disease mortality in Japanese: 24-year follow-up of NIPPON DATA80. Eur J Clin Nutr. 2020; 74:67-76.
- Mehmet Eskin, Ulrich S. Tran, Mauro Giovanni Carta, Senel Poyrazli, Chris Flood, Anwar Mechri, Amira Shaheen, Mohsen Janghorbani, Yousef Khader,Kouichi Yoshimasu et al., Is Individualism Suicidogenic? Findings From a Multinational Study of Young Adults From 12 Countries. Front. Psychiatry 11:259.
- Fujiyoshi A, Miura K, Ohkubo T. et al. Proteinuria and Reduced Estimated Glomerular Filtration Rate are Independently Associated with Lower Cognitive Abilities in Apparently Healthy Community-Dwelling Elderly Men in Japan: A Cross-sectional Study. J Epidemiol. 2019 May 25. (doi:10.2188/jea.JE20180258)
- Shitara S, Fujiyoshi A, Hisamatsu T. et al. Intracranial Artery Stenosis and Its Association With Conventional Risk Factors in a General Population of Japanese Men. Stroke. 2019 Oct;50(10):2967-2969.
- Kondo K, Miura K, Tanaka-Mizuno S, Fujiyoshi A, et al. Cardiovascular Risk Assessment Chart by Dietary Factors in Japan- NIPPON DATA80. Circ J. 2019;83(6):1254-1260.
- Kunimura A, Himuro N, Fujiyoshi A, Segawa H, Ohnishi H, Saitoh S. The effects of renin-angiotensin system inhibitors on mortality, cardiovascular events, and renal events in hypertensive patients with diabetes: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials. Hypertens Res. 2019;42(5):669-680.
- Kurihara A, Okamura T, Sugiyama D, Fujiyoshi A. et al. Vegetable Protein Intake was Inversely Associated with Cardiovascular Mortality in a 15-Year Follow-Up Study of the General Japanese Population. J Atheroscler Thromb. 2019;26(2):198-206.
- Liu L, Miura K, Kadota A, Fujiyoshi A. et al. The impact of sex on risk of cardiovascular disease and all-cause mortality in adults with or without diabetes mellitus: A comparison between the U.S. and Japan. J Diabetes Complications. 2019;33(6):417-423.
- Liu Y, Fujiyoshi A, Arima H, et al. Anthropometric Obesity Indices were Stronger than CT-Based Indices in Associations with Carotid Intima-Media Thickness in Japanese Men. J Atheroscler Thromb. 2019 Dec 1;26(12):1102-1114
- Mahajan H, Choo J, Masaki K, Fujiyoshi A,et al. Serum long-chain n-3 polyunsaturated fatty acids and aortic calcification in middle-aged men: The population-based cross-sectional ERA-JUMP study. Nutr Metab Cardiovasc Dis. 2019 Aug;29(8):837-846.
- Mahajan H, Zaid M. Mackey R, Kadota A, Vishnu A, Fujiyoshi A, Sekikawa A. et al. Lipoprotein Particle Distributions and Coronary Artery Calcification in US White and Japanese Men Aged 40-49 Years. Open Heart 2019; 6: e001119.(doi:10.1136/openhrt-2019-001119)
- Hisamatsu T, Liu K, Chan C, Krefman AE, Fujiyoshi A, Budoff MJ, Miura K, Lloyd-Jones DM, Ueshima H. Coronary Artery Calcium Progression Among the US and Japanese Men. Circulation. Cardiovascular imaging 12(2) e008104
- Okuda N, Kadota A, Nishi N, Fujiyoshi A, et al. Association of Work Situation With Cardiovascular Disease Mortality Risk Among Working-Age Japanese Men- A 20-Year Follow-up of NIPPON DATA90. Circ J. 2019;83(7):1506-1513.
- Satoh A, Arima H, Hozawa A, Fujiyoshi A. et al. The association of home and accurately measured office blood pressure with coronary artery calcification among general Japanese men. J Hypertens. 2019;37(8):1676-1681.
- Sekikawa A, Mahajan H, Kadowaki S, Fujiyoshi A. et al. Association of blood levels of marine omega-3 fatty acids with coronary calcification and calcium density in Japanese men. Eur J Clin Nutr. 2019;73(5):783-792.
- Shibata Y, Ojima T, Nakamura M, Fujiyoshi A. et al. Associations of Overweight, Obesity, and Underweight With High Serum Total Cholesterol Level Over 30 Years Among the Japanese Elderly: NIPPON DATA 80, 90, and 2010. J Epidemiol. 2019;29(4):133-138.
- Sumi M, Hisamatsu T, Fujiyoshi A. et al. Association of Alcohol Consumption With Fat Deposition in a Community-Based Sample of Japanese Men: The Shiga Epidemiological Study of Subclinical Atherosclerosis (SESSA). J Epidemiol. 2019;29(6):205-212.
- Thi Minh Nguyen T, Miura K, Tanaka-Mizuno S, Fujiyoshi A. et al. Association of blood pressure with estimates of 24-h urinary sodium and potassium excretion from repeated single-spot urine samples. Hypertens Res. 2019;42(3):411-418.
- 井上英耶, 鈴木智之, 小嶋美穂子, 藤吉朗 et al. レセプト情報?特定健診等情報データベースを活用した都道府県の平均寿命に関連する要因の解析:地域相関研究. 日本公衆衛生雑誌. 2019;66(7):370-377.
- Eskin M, Poyrazli S, Janghorbani M, Bakhshi S, Carta MG, Moro MF, Tran US, Voracek M, Mechri A, Aidoudi K, Hamdan M, Nawafleh H, Sun JM, Flood C, Phillips L, Yoshimasu K, Tsuno K, Kujan O, Harlak H, Khader Y, Shaheen A, Taifour S. The Role of Religion in Suicidal Behavior, Attitudes and Psychological Distress Among University Students: A Multinational Study. Transcult Psychiatry. 2019 Oct;56(5):853-877.
- Ito Y, Ueyama J, Nakayama SF, Isobe T, Oya N, Sato H, Ebara T, Yoshimasu K, Tsuno K, Tatsuta N, Nakai K, Kamijima M. Within-individual and interlaboratory variability analyses of urinary metabolites measurements of organophosphorus insecticides. J Expo Sci Environ Epidemiol. 2019 Feb 6. [https://doi.org/10.1038/s41370-019-0124-7]
- Promtes K, Kaewboonchoo O, Kawai T, Miyashita K, Panyapinyopol B, Kwonpongsagoon S, Takemura S. Human Exposure to Phthalates From House Dust in Bangkok, Thailand. J Environ Sci Health A Tox Hazard Subst Environ Eng. 2019;54 (13):1269-1276.
- Yoshimasu K, Miyauchi N, Sato A, Yaegashi N, Nakai K, Hattori H, Arima T; Japan Environment and Children's Study Group. Assisted reproductive technologies are slightly associated with maternal lack of affection toward the newborn: The Japan Environment and Children's Study. J Obstet Gynaecol Res. 2020 Mar;46(3):434-444.
- Suzuki H, Kadota A, Okuda N et al. Socioeconomic and lifestyle factors associated with depressive tendencies in general Japanese men and women:NIPPON DATA2010. Environmental Health and Preventive Medicine (2019) 24:37
- Shima A, Miyamatsu N, Miura K, Miyagawa N, Okuda N, Yoshita K, Kadota A, Suzuki H et al. Relationship of household salt intake level with long-term all-cause and cardiovascular disease mortality in Japan: NIPPON DATA80. Hypertens Res. 2020 Feb;43(2):132-139
- Pham T, Fujiyoshi A, Arima H, Tanaka-Mizuno S, Hisamatsu T, Kadowaki S, Kadota A, Zaid M, Sekikawa A, Yamamoto T, Horie M, Miura K, Ueshima H, Group SR: Association of coronary artery calcification with estimated coronary heart disease risk from prediction models in a community-based sample of Japanese men: The Shiga Epidemiological Study of Subclinical Atherosclerosis (SESSA). J Atheroscler Thromb, 2018; 25: 477-489.
- Fujiyoshi N, Arima H, Satoh A, Ojima T, Nishi N, Okuda N, Kadota A, Ohkubo T, Hozawa A, Nakaya N, Fujiyoshi A, Okamura T, Ueshima H, Okayama A, Miura K; NIPPON DATA2010 Research Group: Self-reported Sleep Duration and Subclinical Atherosclerosis in a General Population of Japanese Men. 2018 Jul 1;25(7):606-620.
- Mahajan H, Choo J, Masaki K, Fujiyoshi A, Guo J, Hisamatsu T, Evans R, Shangguan S, Willcox B, Okamura T, Vishnu A, Barinas-Mitchell E, Ahuja V, Miura K, Kuller L, Shin C, Ueshima H and Sekikawa A. Association of alcohol consumption and aortic calcification in healthy men aged 40-49 years for the ERA JUMP Study. Atherosclerosis 268:84-91, 2018
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- 津野香奈美:安全衛生担当者のための最近の研究と実務への応用 職場内の礼節や相互尊重が欠如すると、何が起こるのか?. 安全と健康 18(10): 89-91, 2017
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- 津野香奈美:視点 新入社員のメンタルヘルス(2). 労務事情 2017: 1340: 1.
- 津野香奈美:日本人は働き過ぎ?!その実態と問題に迫る 第4回 職場のいじめ?パワハラと長時間労働.安全と健康 18(4): 76-77, 2017
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- 津野香奈美:あなたにもわかる産業ストレス研究(疫学編) 3.いろいろな研究デザイン(1) 横断研究とコホート研究. 産業ストレス研究 22(4): 327-331, 2015
- 津野香奈美:労働安全衛生月間におけるメンタルヘルスの取り組み. 自治労通信 772: 14-15, 2015
- 津野香奈美:いじめ?ハラスメントによる健康影響?組織への影響と防止対策 上司のリーダーシップ形態との関連から.労働の科学 70(3): 16-20, 2015
- 藤吉朗. 肥満の期間と冠動脈硬化との関連:日本でも肥満対策の重要性を再認識. The Mainichi Medical Journal. 10:140-141, 2014.
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- 宮下和久,前田節雄,竹村重輝,津野香奈美,吉益光一:近年の振動障害研究の国際動向.産業医学レビュー 27(3): 189-218,2014
- 津野香奈美:メンタルヘルスの新しいアプローチ これからのパワーハラスメント予防対策―発生後の対応からパワハラが起こらない職場づくりへ―.こころの健康 29(2):26-34, 2014
- 宮下和久:質問紙法による健康QOL評価とItem Response Theory(IRT).日本温泉気候物理医学会誌 77(2):105-107,2014
- 宮下和久:子どもたちを取り巻く環境変化と思春期発育(第32回日本思春期学会総会学術集会?会長講演).思春期学 32(1):12-18,2014
- 津野香奈美:職場における礼節の欠如(インシビリティ)とメンタルヘルス、組織への影響.産業精神保健 22(3):234-238,2014
- 前田節雄,吉川教治,宮下和久:手腕振動障害検診のための指先振動感覚閾値測定装置の国内外の変遷.安全と健康 15(2):92-95,2014
- Yoshimasu K, Kiyohara C, Takemura S, Nakai K: A Meta-analysis of the Evidence on the Impact of Prenatal and Early Infancy Exposures to Mercury on Autism and Attention Deficit/hyperactivity Disorder in the Childhood. Neurotoxicology, 44C:121-131, 2014
著書
- 吉益光一:自殺の予防. 今日の治療指針2019年版, 医学書院, pp1061-1062, 2019年
- 藤吉朗(分担執筆):『はじめて学ぶやさしい疫学 (改訂第3版)』(「バイアスと交絡」(9章)など), 医学書院, pp83-94, 2018年
- 津野香奈美(分担執筆):Q55.「新職業性ストレス簡易調査票」からのハラスメントの状況の読み方と、具体的にどう対応したら良いか、そのポイントを教えてください。 『集団分析?職場環境改善版 産業医?産業保健スタッフのためのストレスチェック実務Q&A』 産業医学振興財団(東京),2018年
- 和田耕治,津野香奈美(編著):『産業保健の複雑データを集めて まとめて 伝える ワザ:社員も経営層も動かす!「最強」の活用術』 メディカ出版(東京),2018年4月
- 津野香奈美(分担執筆):第11章 職場の諸問題への対応 1.職場のいじめ 『産業保健心理学』 ナカニシヤ出版(京都),pp.185-195,2017年10月
- 城 憲秀,宮下和久,武田眞太郎(共編著):『エビデンスにもとづく公衆衛生学 WEB連動テキスト』 培風館(東京),2017年6月
- 津野香奈美(分担執筆):第Ⅰ部 働く女性のストレス:その現状と課題 いじめ?ハラスメントの現状と課題 『働く女性のストレスとメンタルヘルスケア』 創元社(大阪),pp.85-95,2017年3月
- 藤吉朗, 伊藤隆弘, 三浦克之. 「高血圧の疫学と一次予防」 診断と治療のABC(最新医学別冊)、(企画 苅尾七臣、監修 門脇孝、工藤正俊、倉林正彦、田中良哉、畠清彦、三嶋理晃)、116:43-50、最新医学社、大阪、2016年.
- 津野香奈美:『新ストレスマネジメントハンドブック15 職場のハラスメント~あったときに,あわてないように,しないように~』 全国労働衛生団体連合会(東京),2016年
- 宮下和久(分担執筆):第7章 地域における産業保健活動の現状と課題、方策 『健康?安全で働き甲斐がある職場を作る 日本学術会議の提言を実効あるものに(岸―金堂玲子/盛岡孝二編著)』、ミネルヴァ書房(京都),pp.217-225, 2016年3月
- 藤吉朗:「虚血性心疾患の疫学 米国との比較にみる日本における推移と特徴、リスク因子」(共同執筆)および「心血管イベント発症予測ツール」『Hospitalist』メディカル?サイエンス?インターナショナル 2015年
- 津野香奈美,川上憲人(分担執筆):セクシュアルハラスメント、パワーハラスメントとストレス 『ストレス学ハンドブック』 創元社(大阪),pp.450-464,2015年3月
- 宮下和久(分担執筆):17.環境?職業性因子による疾患―振動障害 『今日の治療方針2015年版』 医学書院(東京),2015年1月
- 宮下和久(分担執筆):8.振動障害とその予防 『産業医の職務Q&A 第10版』 産業医学振興財団(東京),pp.353-356,2014年3月
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